私が初めての妊娠をしたのは、19歳の時でした。

まだ、高校を卒業して一年もたたない頃でした。職場で出逢った方とお付き合いを始めて、半年の事でした。
 就職先でも、まだ学生気分が抜けきらないような子供だった私に、突然の出来事で、どうしたらいいか分かりませんでした。とにかく、結婚を急ぐことと、母子手帳を作るなど、出産に向けての準備が始まりました。

 

 職場でも、妊娠した事を報告し、身体に負担のかからない仕事をする、自転車には乗らない、転ばないようにするなど、自分の身体をいたわるような生活が始まりました。

 

 それも、お腹の中の赤ちゃんを守るためです。妊娠初期では、少しの事でも流れてしまうかの姓もあるので、慎重になりました。
 三ヶ月ほど経つ頃、つわりが始まり、ご飯が炊ける匂いでも吐き気がして、食事も思うように取れない事がありました。それでも、好きで食べていたのが、みかんの缶詰でした。それなら全く問題なく食べられたのです。しかし、そればかり食べていたら、栄養不足になるので、少量でもまともな食事をするように心がけました。

 

 六か月になると、つわりも治まり、お腹の膨らみも目立つようになってきました。安定してきたという安心感のため、それまでの慎重さはなくなり、自分の身体の幅の感覚と実際の身体の幅の違いで、よくお腹をぶつけるようになりました。

 

 歩き方も妊婦らしい感じになり、その姿がちょっと嫌だなと思う時もありました。胸も膨らみ、普通の下着ではサイズが合わなくなり、妊婦用の物をつけるようになりました。それが肌色で大きくてとってもダサイのが嫌でした。

 

 お腹が更に大きくなると、お腹の皮が引っ張られ、細胞がちぎれるような感覚があり、ミミズ割れのようなものができてきます。妊娠線と呼ばれるものだと後で分かりました。それができにくくするクリームがあるらしいのですが、その頃は知らなかったので、何もせずにいたので、今でもその跡が残ったままになってしまいました。

 

 妊娠線ができると、なぜだか痒くなるのです。大きなお腹をポリポリ掻く事がよくあって、なんだかおばさんになったような気分でした。
 お腹が大きくなると、体重もそれなりに増えてきます。定期的に通う妊婦健診では、医者に良く言われる事があります。体重は元の体重より8キロ以上増えてはいけないと。私は最終的には10キロ増えましたが、問題なく出産したし、出産直後は8キロ減って、身体についていた脂肪は2キロほどだったのです。きっとその2キロは、赤ちゃんを守るためについたお腹の肉だと思います。

 

 つわりがなくなって、おなかの赤ちゃんが成長してきたら、誰だってたくさん食べてしまうのでしょうね。だから、医者は食べ過ぎないようにと注意をするのでしょう。私も、素直だったから、太り過ぎずに良かったと思っています